司会を担当させていただきました。

素人くさいSICP読書会からの奇縁で、Shibuya.lisp テクニカルトーク#1 に続き、先日の2009/2/28(土)、テクニカルトークの第二回でも司会を勤めさせていただきました。

そもそも司会をやることは初めてのことですので、このようなズブの素人がどのようなやり方をしたかということを今後のノウハウとしてまとめておこうと思います。

司会とは?

司会と言ってもいろいろな切り口があるので、悩むところから始まりましたが、ある時に見つけた「司会は裏方に徹すべきである」ということが大きなヒントになりました。
この時点で、地味な司会をやるという方針を固めました。

原稿を用意する

裏方に徹する司会ではアドリブなどは不要のこと、それよりもきちんと案内ができるかどうかが問題ですので、事前に原稿を用意することにしました。

これによって、当日は読むことだけに集中すればよいようになりました。
また、発表者にも原稿をお渡しすることで、どういう文脈で自分が登壇したらよいのかを知る道しるべにもなったように思います。

最終確認

  • 読み方を確認する

発表者のお名前(ハンドル名)、発表のタイトルのよみがなの確認です。
タイトルについては直前に変更がないかの確認も行います。
また、海外の方の発表には特に注意を要しました。

  • 会場の案内が十分であるか

ネットワークがつかえるかどうか、お手洗いの場所、飲食の自由、等、必要最低限の会場案内を行います。
歓談スペースの場所については、休憩時間毎に繰り返し案内するようにしました。
また、当日、スタッフから「○○の案内をしてほしい」とフィードバックがあった時は織り込むようにしました。
やはり事前準備ではわからないこともあります。

当日のフォロー体制

基本的に原稿を読むだけですので、不測の事態には、関係者のフォローをお願いしました。
優秀なメンバーがいるわけですから、私ができないことをフォローしていただくというのは正しいことだと思います。

はっきりと話す

私はしゃべるのが苦手で、緊張をほぐすのとマイク通りの良い声をどうしたらいいかを調べるために自分では生まれて初めてカラオケに行きました。普段歌を歌う事を絶対にしない私ですから、ものすごく緊張し、またセルフイメージにない事をやるため鬼のように恥ずかしかったです。
しかし、マイクで声を出すとこんな風に聞こえるというのが体感して分かって安心でき、あとは自宅での朗読をやりました。

声に出すと分かることがいっぱいあって、読み方の補助線を引いたものが本番で役立ちました。
また、声というものはいきなり出るのではなく、30分くらい練習してやっと出る声があるということが分かりました。これは大きな経験になりました。
よって、当日の朝もちょっと早起きをして朝練をして望みました。本番30分前のリハーサルでは、声出しというよりも、朝あたためてきた声が出ていることを確認する事と、自分が緊張せずに読めることを自分自身に言い聞かせるため行いました。


それでも、#2 では当日書き加えた原稿が、緊張で見えなくなる(印刷した文字だけ読み上げて、大事な手書きの禁止事項がまるまる無視されてしまった)という現象も起き、なるべくなら事前準備で済ませるべきであったろうと、反省点もあります。


LISP を使わない奴ほどLISP を語りたがる」なんて言葉に赤面してしまうような私ですが、LISP を使いこなせるようになりたい。そんなアコガレを大事に思っていますので、いつかShibuya.lisp でプレゼンできる事を夢見ています。

こんな私にも、ひとまずお役に立てる機会を作っていただいたShibuya.lisp に深く感謝です。