大量のhtml の中身を高速に確認する方法

手元にHTML が大量にあるんだけど、自動取得したかなんかで、全てが正しく取得できているかどうかが分からないとします。
どうやってこれを高速に確認できるでしょうか…。

なお、Windows 上で作業する前提です。

<ポイント>
ページの隅々まで目を通す必要はなく、おおまかにパッと表示されているか、エラーのページかだけがわかればいいです。


■やり方その1
10ファイル程度マウスでファイルを選択して、エンターキーを押すと、それぞれのファイルがIE で開くので、それをじっと待ち、開ききったらタスクバーから右クリックメニューで[左右に並べて表示(E)]を選択すると、一度にたくさんのページを確認することができます。

欠点
IEが起動するのに時間がかかりすぎる
・モニターが広くても、せいぜい数十ファイルを確認するのがやっと


■やり方その2
html の拡張子をFirefox に割り当て、やり方その1と同じように複数ファイルを選択すると、IEの場合と異なりタブ上でそれらのファイルがロードされます。
見ながらCtrl+w で1ファイルづつ閉じていけばそれなりの速度で確認できます。

利点
IE に比べて、より大量のファイルが開ける(時間はかかるが、100ファイルほど開けました。それより上は試していません)

欠点
・ウインドウでできるように、画面上にたくさん配置できないので、基本的に1画面1画面づつ見ることになります
・Ctrl+w でタブを閉じるのに、ちょっと時間がかかるのでそれほど軽快ではない
・確認する前にいきおいでCtrl+w でタブを閉じてしまった場合、ちょっとめんどくさい


■やり方その3
上記の2つのやり方まで試したのですが、ファイルは4000ほどあり、もっと根本的な工夫が必要と悟りました。
思いついたのが、html を画像に置換する方法がないかということ。
コマンドラインでHTMLを画像に一括変換 CrenaHtml2jpg - jun-ichi.blog.hatenaにずばりその情報が載っていました。
これは使えるぞ〜!

というわけで、少々めんどうではありますが次の手順でやってみました。

(1)Windows にActive Perl(http://aspn.activestate.com/ASPN/Downloads/ActivePerl/) をインストール
(2)CrenaHtml2jpg をダウンロードし、解凍
(3)Perl スクリプトを作って、一括変換
↓このようなスクリプト
#-------------------------------------------------------------------------------
# ローカルにある大量のHTML を一括でサムネイル画像に変換
#-------------------------------------------------------------------------------
package config;
# <ここからいじってOK
# 処理したいhtml を置いてあるフォルダを指定
# ※Windows のネットワークフォルダは指定できません
$PATH = 'C:\Documents and Settings\user\デスクトップ\新しいフォルダ';

# ここのオプションはCrenaHtml2jpg.exe のドキュメントを参照
# ※ここで指定を省略するとCrenaHtml2jpg.ini の値が採用されるので注意
$OPTIONS = '-fjpeg -t25 -q92 -p';

# <ここまで
#-------------------------------------------------------------------------------
# 使い方
# CrenaHtml2jpg アプリケーションのフォルダにこのスクリプトを置いて、
# コマンドライン上からそのフォルダに移動した上、perl sumbnail.pl とやって実行し
# ます。(※Active Perlを事前にインストールしておくこと)
# 生成されたサムネイル画像はhtml ファイルの置いてあるフォルダに保存されます。
#-------------------------------------------------------------------------------
package main;
use strict;

cook_for_glob:{
$config::PATH =~ s/\\/\//g;
$config::PATH =~ s/ /\\ /g;
}
for(glob $config::PATH.'/*.html'){
s/\//\\/g; # CrenaHtml2jpg で処理するために/ -> \ に戻す
my $file = $_ . ".jpg";
my $cmd = qq{CrenaHtml2jpg.exe -o"$file" $config::OPTIONS -u"file:///$_"};
print $cmd . "\n\n";
qx{$cmd};
}


さすがに、ファイルが多いとそれだけの時間はかかります…。その間は別の作業っと。

(4)画像に変換したら、ViX(http://homepage1.nifty.com/k_okada/) で生成した画像のサムネイルを一気に確認
※ViX では[その他(O)]-[設定(S)]-[カタログ]-[バックグラウンドで読み込み(B)]にチェックを入れておくと、サムネイルをどんどん作ってくれます!
※ViX 入れるのがめんどくさい人はエクスプローラーから[表示(V)]-[縮小版(H)] でもいいです。


パーっと流し見ができるようになり、望みの結果が得ることができました。